穴口一輝さん死去 井上尚弥「誤解だけはしてほしくない」「年間最高試合は穴口選手へのエール」 SNSでの格闘家の疑問に反応
ボクシングのスーパーバンタム級世界4団体統一王者、井上尚弥(30)=大橋=が3日、自身のX(旧ツイッター)を更新。王座統一を達成した12月26日の有明アリーナでの興行でセミファイナルに出場し、2日に死去した穴口一輝選手について言及した。
「年間最高試合に選ばれたのは穴口選手へのエールでもあったと思います。受賞された40分後に息を引き取ったと聞いてますので皆さんには誤解だけはして欲しくないと思います」とつづり、3日に総合格闘家の青木真也がXで「年間最高試合が死亡事故なのはその競技を疑わざるをえないと思うんですよね」と投稿したものを、引用返信する形で投稿した。
続けて「誰が間違っているとかそう言う話では決してなく今回の受賞についての誤解がありそうなので受賞の意味を時系列でお伝えさせていただきました」と説明。亡くなった2日には、JBCの年間表彰で当該試合が「年間最高試合」(世界戦以外)に選ばれた。SNS上での、穴口選手が亡くなったことで「年間最高試合」が授与されたという「誤解」について言及したとみられる。
穴口選手は、世界スーパーバンタム級4団体を制覇した井上のセミファイナルで行われた「バンタム級モンスタートーナメント・決勝」の日本王座戦に出場。日本同級王者・堤聖也(角海老宝石)と激闘を繰り広げた。
試合は、序盤からスピードのある挑戦者が優勢に進めたが、強打の堤に4度のダウンを奪われて、判定で逆転負けを喫した。一歩も譲らぬ壮絶な打撃戦で、試合後は両選手に観客から大きな拍手が送られた。穴口選手は足がおぼつかない様子だったが、セコンドに抱えられるようにしながらも歩いて控室へ帰り、その後病院へ搬送された。
アマチュアの強豪、芦屋学園中高出身の穴口選手は、高校で2冠を達成。芦屋大時代に東京五輪を目指したが、国内予選で敗れて一時リングから離れ、その後プロへ転身した。21年7月にデビュー。この試合まで6連勝(2KO)無敗と破竹の勢いで勝ち進んでいた。
井上は穴口選手が開頭手術を行った昨年末、自身のXで「穴口選手の回復を心よりお祈り申し上げます」と見舞うメッセージを送っていた。




