「ボクシング・ＩＢＦ世界ミニマム級タイトルマッチ、ＷＢＣ世界ミニマム級タイトルマッチ」（３月３１日、名古屋国際会議場イベントホール）

　ＷＢＣ王者・重岡優大（ワタナベ）と、弟でＩＢＦ王者・重岡銀次朗（同）の防衛戦が５日、都内で発表された。優大はＷＢＣ６位のメルビン・ジェルサエム（フィリピン）と、銀次朗はＩＢＦ９位のアルアル・アンダレス（同）と対戦する。

　ジェルサエムは昨年１月、重岡兄弟と同門の谷口将隆からＷＢＯ世界同級王座を奪取し、同５月に王座から転落している。リモート出席した会見では「（谷口との）試合に勝ってチャンピオンになれて、日本人の彼女もできた。もう一回チャンピオンになって、彼女にサプライズをしたい」とニヤケ顔で語った。

　優大は谷口からエールをもらったことを明かし「谷口さんの件もある。野放しにはしておけない。ニヤニヤしやがって。しばく！」ときっぱり。「ＫＯで勝ちます」と宣言した。

　銀次朗も「必ずＫＯでぶっ倒して勝ちます」と宣言。具志堅用高氏の世界王座１３度防衛という記録を目指していることを公言しているが、「もちろん狙っているし、１３回じゃ全然足りないと思っているし、ミニマム級で絶対的王者になる実力を認めてもらえるように頑張ります」と話していた。

　この興行「３１５０ＦＩＧＨＴ　ＶＯＬ．８」では、ＡＢＥＭＡのＰＰＶが行われる。料金は３１５０円。