「ボクシング・ＩＢＦ世界ミニマム級タイトルマッチ、ＷＢＣ世界ミニマム級タイトルマッチ」（３月３１日、名古屋国際会議場イベントホール）

　ＷＢＣミニマム級王者の兄・重岡優大（２６）＝ワタナベ＝と、ＩＢＦミニマム級王者の弟・重岡銀次朗（２４）＝ワタナベ＝が「３１５０ＦＩＧＨＴ　ＶＯＬ．８」でともに２度目の防衛戦に臨むことが５日、都内で発表され、そろってＫＯ宣言した。

　優大に挑戦する同級６位のメルビン・ジェルサエム（２９）＝フィリピン＝は昨年１月、兄弟と同門の谷口将隆から２回ＴＫＯでＷＢＯミニマム級王座を奪取したが、同５月に転落している。リモートで出席し「（谷口との）試合に勝ってチャンピオンになれて、日本人の彼女もできた。もう一回チャンピオンになって、彼女にサプライズをしたい」とニヤニヤ顔で抱負。優大は谷口からエールを送られたことを明かし、相手のパンチ力を警戒しつつ「谷口さんの件もある。野放しにはしておけない。ニヤニヤしやがって。ＫＯで勝ちます」と宣言した。

　元ＷＢＡ世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の１３度防衛記録を目指していると公言する銀次朗も、「１３回じゃ全然足りないと思っている。ミニマム級で絶対的王者になる実力を認めてもらえるように頑張ります」と力を込めた。