村田諒太氏「悲劇として終わらせないよう協議すべき」 穴口さんのリング禍に言及か、SNSの真っ暗な画面で提言
ボクシングのミドル級元世界王者の村田諒太氏が7日、インスタグラムを更新。真っ黒な画面を投稿し、競技の安全性について言及した。
「ボクシングはレギュレーションの再設定が必要かどうかを話し合うべきで、長期ラウンドの必要性、是非、ストップのタイミングなど、安全性に対しての対策や検証もしないで終わらせてしまえば、なにも改善されないし変わらない」とつづった村田氏。「安全性を高められれば競技人口の増加にも繋がるだろうし、そういった検討をしているのだろうか 業界として未来を見るのであれば、悲劇として終わらせないよう協議すべきではないか」と提言した。
この日は、昨年12月26日に有明アリーナで日本バンタム級王座戦で敗れ、2日に23歳で亡くなった穴口一輝さんの葬儀・告別式が大阪・岸和田市の斎場で行われていた。村田氏はそのリング禍について言及しているものとみられる。
穴口さんは壮絶な打撃戦の末に僅差の判定負け。その後、右硬膜下血腫で緊急の開頭手術を受けたが、亡くなった。このタイトルマッチは2023年のJBC年間表彰で、世界戦以外での年間最高試合に選出された。