坂口征夫が引退試合「まだ50歳。死ぬまで謳歌していきますよ、戦いながら」
プロレスラー、総合格闘家として活躍した坂口征夫(50)がHARASHIMA(49)を相手に引退試合を行い、17年の現役生活を終えた。
5分以上の長い寝技の攻防から、右ミドルを延々と打ち合った両雄。最後は蒼魔刀をカウント1で返した坂口が両手を広げて「来いHARASHIMA!」と、介錯を求めるように絶叫し、2度目の蒼魔刀で3カウントを聞いた。所属選手たちと笑顔で握手を交わし、3度の胴上げを受けた坂口は、エプロンで長くトップロープにもたれてから、17年におよんだ戦いの場を去った。
会見では、最後のエプロンでの時間を「無でしたね」と振り返り、「そういう時間もあっていい」と話した坂口。父で元プロレスラーの坂口征二氏からは、この日の朝に「無事にリングを降りて来いよ」と連絡があったことを明かした。
試合を振り返って「やりきってないけど。勝って有終の美を飾りたかった」と苦笑しつつも、「DDTの選手で良かったな」と納得の表情。「まだ50(歳)。死ぬまで謳歌していきますよ、戦いながら」と爽やかな表情で述べ、「この会社に第三者として恩を返したいのが今後の夢」と語っていた。