「ボクシング・ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ」（２４日、両国国技館）

　ＷＢＡ王座の初防衛戦に臨む井上拓真（２８）＝大橋＝が８日、横浜市の大橋ジムで練習を公開し、３分３回のシャドーと３分２回のサンドバッグ打ちを披露した。

　試合をいったん延期したアバラの負傷は完治しており「体重も順調に落ちてきて、スパーリングもやりきっていて、全ていい状態」と好調をアピール。「今までにない自分を、攻撃的な部分も含めてしっかり出せていければ」と、ニュー拓真を見せるつもりだ。

　相手はスーパーフライ級で世界王座９度防衛の猛者だが、井上は「油断は一つもないし、すごく熱い試合になるんじゃないですか」と気合十分。大橋秀行会長は「今までで一番強敵なのは間違いない。パンチ、スピード、テクニック全てにおいて一級品」と指摘し「乗り越えれば一段上がる」とゲキを飛ばした。