中谷潤人“KOボディー”完成 「手数を出せるように」がテーマ キーになるパンチは「シークレット」

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館)

 世界3階級制覇を目指して、WBC王者アレハンドロ・サンティアゴ(28)=メキシコ=に挑戦する前WBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人(26)=M・T=が9日、神奈川・相模原市のM・Tジムで公開練習を行い、それぞれ3分1回のシャドーボクシングとサンドバッグ打ちを披露した。

 1カ月間の米ロサンゼルス合宿から5日に帰国したばかりだが、「減量も順調で体調も良く、すごくいい状態で、練習に集中して調整できている」と説明。現地では1回5分×10回や1回3分×16回のスパーリングも行い、「手数を出せるようにしておくのがテーマ。ノックアウトにもっていくために手数が必要で、そのために出せる体は作ってきました」と手応えを感じている。

 王者サンティアゴの印象を「機動力があって手数が多くてタフさもある」と話した中谷。「キーになるパンチ」を聞かれると「ありますけど、そこはシークレットで」と笑顔でかわしたが、「現れるかどうかはリング上で頑張る部分。映像を見ていると、こういうパンチが当たるんだろうなというのはある」と、攻略への手がかりはつかめているようだった。

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