松本圭佑が日本フェザー級王座2度目の防衛も最終回ダウンでヒヤリ「まだまだ甘いところ」
「ボクシング・日本フェザー級タイトルマッチ」(22日、後楽園ホール)
王者・松本圭佑(大橋)が1位の前田稔輝(グリーンツダ)の挑戦を判定3-0で退け、2度目の防衛に成功した。
松本は序盤から左ジャブ、右ストレートを的確に当て、3回には前田の左目下を腫れさせ、4回には右でダウンを奪うなど主導権を握る。
前田も果敢に飛び込んで反撃するが、7回にはドクターチェックが入り、9回には左目下からも出血。このまま松本の勝利かと思われたが最終10回、前田の左カウンターが松本の顔面をとらえ、松本がダウン。前田は終了間際にも強烈な左を浴びせるが、ここでタイムアップを迎えた。
松本は「まだまだ甘いところで、いい流れが来てるなと油断してしまって、課題が残ってしまった」と反省しきり。「最後はしんどい場面があったけど、応援団の皆さんのおかげで踏ん張ることができた」と感謝しつつ振り返った。
父で元日本フェザー級王者・松本好二トレーナーからも「最後油断するな」と言われていたと打ち明け、「(そこが)もろに出た。世界に行くからにはそこを詰めていかないと。このような場面を作っては世界なんて言ってられない」と、反省の弁は続いた。