井上拓真が9回KOで初防衛 尚弥の弟の宿命背負い「判定続き、自分が変わったところを見せたかった」

 「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館)

 トリプルタイトル戦のメインイベントとして行われた。王者・井上拓真(大橋)が、挑戦者で同級9位のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)に9回44秒KO勝ち。ボディー攻撃で相手をグロッギーに追い込み、キャンバスにはわせた。

 拓真はリング上で歓喜の雄たけび。「やる前から過去イチの強敵だと思っていて、当日まで不安がいっぱいで、勝てるか負けるかわからない極限状態で練習してきた」と振り返った。

 また「ここまで判定続きで見せ場を見せられなかった。自分が変わったところを見せたいと思ってここまで頑張ってきた。この結果で終われて最高です」と目を潤ませた。世界スーパーバンタム級4団体制覇王者、井上尚弥の弟としての宿命からは逃れられない中「これだけの強豪相手に接近戦で打ち勝てたのは自信になった。これから変わった井上拓真を見せていきたい」と胸を張った。

 拓真は初防衛。アンカハスはIBF世界スーパーフライ級王座を9度防衛した強敵で、両者は昨年11月に対戦予定だったが、拓真の負傷で興行が中止となっていた。

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