藤波辰爾の息子レオナを全日本のエース宮原が上から目線で挑発 藤波「本当に頼もしい言葉」
「プロレス・ドラディション」(3月5日、後楽園ホール)
ドラディションに初参戦する全日本のエース・宮原健斗が28日、都内で行われた記者会見で、藤波辰爾の息子LEONAを激しく挑発した。
メインでは藤波、船木誠勝、LEONA組が宮原、関本大介、安齊勇馬組と対戦するが、宮原は会見に同席していないLEONAを「この僕と、スーパースターと同じリングに立てるにもかかわらず、来られていないんですか?」と呼び出した。
この日はスタッフを務めていたLEONAが姿を見せると「プロレス界の最前線の宮原健斗と同じリングに上がるのに今のままじゃ、俺に遊ばれて終わっちゃいますよ」と挑発。LEONAが「ドラディションのホームリングで好きにはさせない」と宣戦布告したが、宮原は「3月5日は覚悟してこのスーパースターの前に立つこと。健闘を祈ります」と上から目線を崩さなかった。
宮原は昨年、タッグで一度対戦し一度組んでいる藤波にも「過去に向かい合ったことより、このドラディションで向かい合うことが大事なので、非常に楽しみにしていますから」と矛先を向けた。「体つきだったりたたずまいはまぎれもないスーパースター。修羅場をくぐってきた方じゃないと出せないオーラがある。僕も目指すべき像」と最大限の敬意を払いつつも「藤波辰爾と向かい合うだけで触れなくても絵になる2人なんで。でも触れると何が起きるか。最前線を走る男なんで、今のプロレスを見せなきゃならない使命があって呼ばれていると思うので、僕色に染めたいと思います」ときっぱり。
藤波は「本当に頼もしい言葉ですよね。それくらい彼自身オーラ、勢いを持っているので、当然だと思う」と目を細めつつ、「僕自身もただキャリアを積んで長く座っている、そういう立ち位置ではいたくない。トップの選手の衝撃だったり、僕自身の焦る部分、ヒヤヒヤする部分、興奮する部分を常に感じながら、今の自分が現役で立って出たいと思う。そういう部分を味わいたいという感じですね」と、マット界のトップを存分に味わう構えだった。
また、この日は今年の第2弾大会を5月24日に後楽園ホールで開催すること、国内外に展開する有名味噌ラーメンチェーン店「麺場 田所商店」と藤波の古希を記念してコラボ焼き餃子「ドラゴン餃子」を麺場-の一部店舗で発売することが発表された。