DDTの岡田佑介が抗がん剤治療で療養発表 摘出腫瘍の悪性判明で決断「2か月遅かったら命の危険も」
プロレス・DDTの岡田佑介(30)が29日、都内で会見を開き、抗がん剤治療を受けるため当面の間、欠場することを発表した。
岡田は1月に下腹部に見つかった腫瘍の摘出手術を受けていた。その腫瘍を良性か悪性かの検査にかけていたところ悪性だったと判明。岡田自身に今のところがんの転移はないが、将来を考えて抗がん剤治療を受けることを決断。それに伴い欠場を延長することにした。
岡田は「手術も無事に終わり、転移もなかったんですけど1カ月ほど検査結果待ちで、結果が2週間ぐらい前に出たんですけど、そちらの結果が残念ながら悪性のがんでした」と説明。現段階で転移はないものの、自分の体ががん再発のリスクが高い状態であることも明かし、「お医者様から抗がん剤治療を強く勧められました」と語った。
レスラーという仕事がら、体へのダメージを考え、抗がん剤治療を避けることも考えていたという。ただ、「やらないという選択肢をした場合、あと何年生きるか分かりませんけど、再発した際に、あのとき打っとけばよかったなと後悔するのが一番つらいんじゃないかと、お医者さんも親もいろんな人からも言っていただいて。気持ちとしては、だいぶ悩んだんですけども、抗がん剤治療をすることにしました」と決断までの経緯を明かした。
早期発見ではあったが、「あと2カ月遅かったら命の危険もというぐらいの重さだったみたいだったので。自分は生かしてもらったと思うのと、レスラーとして、しっかり踏ん張り所なのかな」と前を向いた岡田。「なるべく早期で復帰したいと思いますので、皆さまの応援の方をよろしくお願いいたします」とした。
岡田は2017年1月に全日本プロレスでデビュー。20年12月で退団し、21年1月にDDT参戦を高木三四郎に直訴。フリー参戦を経て同年3月に入団した。