井上尚弥 5・6“悪童”ネリ戦が正式決定! タイソン以来34年ぶりの東京ドームでのボクシング興行に「すごくモチベーション高い」
「ボクシング・4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)
4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)にWBC1位のルイス・ネリ(メキシコ)が挑戦するタイトルマッチが6日、正式発表された。東京ドームでボクシング興行が開催されるのは1990年2月のマイク・タイソン-ジェームズ・ダグラス戦以来、34年ぶりとなる。
井上は「5月6日に迫った4団体防衛戦ですが、東京ドームで行われるタイソン以来の試合。すごくモチベーション高いですし、対戦相手のルイス・ネリという強豪を迎えるにあたって、すごくモチベーションは高い。過去一仕上げないといけない。白熱した試合になる」と、力を込めた。
ネリは18年に山中慎介とのバンタム級世界戦の際に体重超過で王座剥奪となるなど日本では「悪童」としてしられ、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での活動を認めない処分が下されていた。しかし、井上戦の機運が高まる中で、2月末にライセンス資格の回復が認められていた。
東京ドームでのボクシング興行は過去に2度あり、いずれもマイク・タイソンが世界戦を実施。88年3月21日にドームのこけら落としとしてトニー・タッブスに2回KO勝ち。90年2月11日にはジェームス・ダグラスに10回KOで初黒星を喫して王座から陥落している。いずれも5万人超の観客を集めた。
他に王者・井上拓真(大橋)に指名挑戦者の石田匠(井岡)が挑戦するWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に3位の桑原拓(大橋)が挑戦するWBA世界フライ級タイトルマッチ、王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に10位の武居由樹(大橋)が挑戦するWBO世界バンタム級タイトルマッチも行われることが決定。4大世界タイトルマッチとなる。
試合はアマゾンプライムビデオで独占配信される。