桑原拓 東京ドーム4大世界戦の1番手に「トップバッターとしての仕事」誓う

 記者会見に出席した(左から)松本好二トレーナー、桑原拓、大橋秀行会長
 記者会見に出席した(左から)松本好二トレーナー、桑原拓
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 「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)

 1月23日にアルテム・ダラキアン(ウクライナ)を破って新王者となったユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に挑戦する桑原拓(大橋)が11日、横浜市内で大橋秀行会長、松本好二トレーナーと記者会見を行った。

 阿久井は2021年7月21日に敗れた因縁の相手。その時は初回に2度のダウンを奪われ、最終10回2分49秒、KIO負けを喫した。これが桑原のプロ唯一の黒星となっている。

 桑原は「あの敗戦のおかげでここまで強くなった。あの時はまだアマチュアの延長みたいなボクシングをしていた。ユーリ選手に、プロボクシングはそんなに甘くないぞと教えられた試合でした。プロのボクシングの厳しさ、8オンス(のグローブ)の怖さをあそこで初めて感じた」と回想。

 阿久井戦以降、パワーアップに努めてきたといい、「当日まで充実した練習で、あの記憶を払拭(ふっしょく)したい。前回倒されているので正直倒し返したい気持ちはありますが、流れ次第。欲を出さずに自分のボクシングをやりたい。リベンジした先に世界のベルトがあるとうイメージです。勝って、あの時に負けて良かったと言われるようになりたい」と話した。

 また、大橋会長は阿久井-桑原戦を「ドーム1発目の世界戦」と述べ、当日の四大世界戦は阿久井-桑原戦で始まり、王者・井上拓真(大橋)に石田匠(井岡)が挑戦するWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に武居由樹(大橋)が挑戦するWBO世界バンタム級タイトルマッチと続き、メインイベントは王者・井上尚弥(大橋)にルイス・ネリ(メキシコ)が挑戦する4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチになる予定であることを明らかにした。

 大橋ジム勢4人の先陣を切ることになった桑原は「トップバッターとしての仕事は絶対にしないといけない。残り3選手全員に勢いをつけたい」と、先頭打者としての責任感を口にしていた。

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