ボクシング東洋大の全日本王者コンビ 田中将吾と田中空が大橋ジムとプロ契約

 記者会見に出席した(左から)田中空、田中将吾
 記者会見に出席した田中将吾
 記者会見に出席した田中空(右)と父の田中強士さん
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 アマチュアボクシングで昨年の全日本選手権を制した田中将吾(22)=東洋大=と田中空(22)=同=が大橋ジムとプロ契約を締結したことが13日、横浜市内で発表された。大橋秀行会長によれば、今月、B級(6回戦)でプロテストを受験し、デビュー戦は6月に同じ興行で行うことを予定している。

 東洋大のW田中が、4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥らを擁する大橋ジムに加わった。将吾はバンタム級、「ハマのタイソン」の異名を取る空はウエルター級で全日本選手権優勝など数々の輝かしい実績を残しており、プロでは将吾がフライ級、空はウエルター級で戦っていく。

 中学2年時にナショナル合宿で知り合った2人は、プライベートでも「2日前にも一緒に銭湯に行きました。家が近いので。3キロくらい」(将吾)、「こないだもいきなり家に電話して、近くにいるので家に行くよって」(空)という「すごく仲良し」(将吾)な関係。「偉大な先輩方のように強くなって世界チャンピオンを目指したい」(将吾)、「日本人初のウエルター級世界チャンピオンを目指して頑張っていきます」(空)と声をそろえた。

 将吾は八重樫東氏、空は父の田中強士さんがトレーナーを担当する。強士さんは元日本ミニマム級2位の元プロボクサーで、祖父の田中日出夫さんも元プロボクサー、強士さんの大おじは元日本フェザー級王者の田中昇さんというボクシング一家。強士さんは「息子がいい結果を残せるよう頑張っていきます」と、親子で世界を目指す。

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