ボクシング・矢吹正道が再起戦でTKO勝ちも「(内容は)50点。次は100%で」世界王座返り咲きを目指す
「ボクシング・111ポンド契約10回戦」(16日、ポートメッセ名古屋)
前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(31)=LUSH緑=がケビン・ビバス=ニカラグア=に4回TKO勝ち。今年中の世界王座返り咲きを目指して、力強く再スタートを切った。
「結果、倒せて良かったけど内容は全然で50点。次は100%で」
昨年5月、練習中に左足アキレス腱を断裂、手術を経て戻ってきた1年2カ月ぶりのリング。2回に連打からの左フックでダウンを奪うと、4回にコーナーに追い詰めて左の打ち下ろしで仕留めた。
一時は引退も考えたが、身近な存在が支えになった。兄弟世界王者を目指す弟のWBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王者・力石政法(29)は、22日にイタリアでWBC同級挑戦者決定戦に臨む。矢吹は現地へ向かう力石に、最高のエールを送った。