五輪女王の須崎優衣「鳥肌立った」49歳レジェンド山本美憂さんと手合わせで感銘「年齢考えたらとんでもない」「バトン受けた」
レスリング女子50キロ級のパリ五輪代表で2連覇を狙う須崎優衣(24)=キッツ=が19日、都内で行われた日本代表の強化合宿に参加した。
先日、1987年の初代全日本女王で元世界女王の山本美憂さん(49)と手合わせする機会があったが、「本当にレジェンドのすごみ、重みを感じた。レジェンドの方ってこういうものなのかと。鳥肌が立つようなすごさを感じた」と感銘を受けた様子。最近まで総合格闘家としてもバリバリ活躍していたとあって、49歳とは思えない身のこなしに驚いたという。
「失礼になっちゃうかもしれないですけど、実際の年齢を考えたら(動きが)とんてもないなって。フィジカルも強いし、レスリングも強い。私も将来そんなアスリートになりたいなって思いました」と最敬礼。女子レスリング黎明(れいめい)期のパイオニアから、最強の系譜を受け継ぐ現役女王は「歴史を築いてくださった方の重みを感じたし、私も勝手にバトンを受け渡されたと感じたので、責任を持って強い(日本の)女子レスリングを引っ張っていけたら」と決意を新たにした。
五輪前最後の実戦として、4月のアジア選手権(キルギス)に出場する。「プレ五輪のつもりで挑みたい。(結果を求めて)絶対に勝ちにいくのはもちろん、その上で(内容も)練習してきたことを試していきたい」と意気込んだ。