IBF王者・重岡銀次朗の挑戦者が体調不良で欠場 亀田興毅氏は代替カードを模索
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場)
「3150FIGHT」で王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦する予定だったアルアル・アンダレス(フィリピン)が、体調不良のため欠場することが26日朝、亀田プロモーションから発表された。
亀田プロモーションによると、25日夕、フィリピンのコミッション(GAB)から、アンダレスが体調不良のためIBF世界ミニマム級タイトルマッチに出場できないとの連絡があった。
GABから送られてきた書類には、対戦を延期する要望を書いた書類の他、22日に嘔吐(おうと)、腹痛、めまい、低血糖などで病院の検査を受けたことを証明する書類があり、体調不良の原因は不明だが、医師から試合に出場するのは不可だということが書かれていたという。
プロモーターの亀田興毅氏は、これ以上は追及せず、ワタナベジム側に連絡して重岡の気持ちを聞き、現時点で試合中止の決断はせず、対戦相手の変更を模索したい考えだという。
亀田プロモーションでは「重岡選手が用意してきたことを少しでも無駄にならないように、代替えのカードを用意しつつ、しかるべき手続きを行う所存です。ボクシング競技においては、選手の体重、コンディション、安全性・各コミッション・認定団体の意見を最大限に配慮・尊重し、作業を進めて参ります」とコメントしている。
今回の興行では、引退をかけて臨むはずだった元世界2階級王者・亀田和毅(TMK)の対戦相手が変更になったり、英大手プロモーションと共催予定だったミドル級トーナメント1回戦が延期になったりするなどアクシデントが相次いでいるが、今度は本番まで1週間を切った段階で世界タイトルマッチの挑戦者が不在になるという、新たな非常事態に襲われてしまった。