重岡銀次朗はひつまぶし、挑戦者アンパロはラーメンライス 決戦前夜の“勝負飯”
「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場イベントホール)
当日計量が31日朝、名古屋市内のホテルで行われ、王者の重岡銀次朗(ワタナベ)は51・4キロ、挑戦者で6位のジェイク・アンパロ(フィリピン)は49・9キロでパスした。IBFが当日計量で認めているのは前日計量から10ポンド(4・5キロ)までの増量。前日計量で銀次朗は47・5キロ、アンパロは47・3キロだった。
銀次朗は「朝ご飯にうどんを食べたかったけどやめにして、パンだけ少し食べて。余裕はあります。これからちょっと食べようかな」と冷静に話した。アンパロについては「昨日から見ていてもいいヤツそうなんで、こっちも調子狂うんで、あまり顔を見なかった」と苦笑いしつつ、49・9キロという軽さには「何も思わない。もともと軽い選手なんだろうなと。彼にとっちゃ普通なんじゃないんですか」と述べた。
試合当日朝のコンディションは「めちゃめちゃいいです。いつもは(前夜に)食べ過ぎて、寝るときに苦しかったり、朝はむくんだりしている。今日は何ともなくて、過去イチくらい調子いい」と説明。最近、朝活を始めており、「全然アラームより先に起きました。調子がいいですね」と笑顔で、前夜は名古屋名物の「うなぎのひつまぶしを食べました」と明かした。
アンパロは「よく眠れた。グッドコンディション」と短く述べ、49・9キロという体重については「いつもがこれくらい」と説明。体重差は「全然気にしない」と淡々と語った。前夜は「白米とチキンラーメン」を食べたといい、「ノックアウトで勝ちたい」と宣言すると、横からトレーナーが「とにかく頑張れ」とゲキを飛ばしていた。