鷹木がNEVER返り咲き、毘沙門IWGPタッグ奪回、ウォードッグスはジュニアタッグ防衛
「プロレス・新日本」(6日、両国国技館)
セミファイナルでNEVER無差別級選手権試合が行われ、挑戦者の鷹木信悟が王者のEVILを撃破して約3カ月ぶりにベルトを奪回。第44代王者となった。
EVILがレフェリーのユニホームを着用した金丸義信を筆頭にディック東郷、高橋裕二郎とハウス・オブ・トーチャー勢を投入すれば、鷹木陣営もBUSHI、レフェリーのユニホームを着用した高橋ヒロムと、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン仲間が助太刀。レフェリー不在の大混戦となったが、最後は鷹木が21分14秒、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンからの片エビ固めで決着をつけた。
試合後はバレット・クラブのウォードッグスが乱入し、鷹木を襲撃したゲイブ・キッドが挑戦を表明。鷹木は「ゲイブ!いつからそんな卑怯者になったんだ?お前には闘魂の火がまだ燃えていると思ったけどガッカリだぜ。20代のバリバリから対戦したいって言われたら逃げるわけねえだろう」と怒り心頭で、英語でのアピールにも「ここは日本だ!英語でしゃべられたら分かんねえだろう!」と、もっともな文句を垂れていた。
IWGPタッグ選手権試合は、毘沙門(後藤洋央紀、YOSHI-HASHI組)がKENTA、チェーズ・オーエンズ組からIWGPタッグ王座を奪回した。
1・4東京ドーム大会でヒクレオ、エル・ファンタズモ組に王座を奪われ、ベルトは2・11大阪大会でKENTA、オーエンズ組に移行。劣勢だった毘沙門だが、最後はオーエンズを孤立させて13分51秒、消灯からの片エビ固めで後藤がオーエンズから完璧な3カウントを奪った。
第102代王者となった毘沙門には、バックステージで上村優也が挑戦を表明。タッグパートナーはジャスト5ガイズのメンバーから連れてくると説明した。
先シリーズの名古屋大会で上村に敗れているYOSHI-HASHIは「いいよ」とアッサリ受諾し、後藤も「OKよ!心意気を買ってやる!」と異存なし。上村は第3試合後にもグレート-O-カーンのKOPW王座に挑戦表明しており、「他のベルトも、取れるベルトは全部取ってやる。それぞれに取りたい理由があります」と言い残していた。
3WAYトルネードマッチで争われたIWGPジュニアタッグ選手権試合は、王者のクラーク・ナーズ、ドリラ・モロニー組がKUSHIDA、ケビン・ナイト組とTJP、フランシスコ・アキラ組の挑戦を退けて初防衛に成功。コナーズが17分29秒、フルクリップからの片エビ固めで3カウントを奪った。