「ボクシング・４団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」（５月６日、東京ドーム）

　王者・井上尚弥に挑戦するルイス・ネリが２１日午後に来日し、東京・羽田空港に到着した。

　ネリは３月６日に都内で行われた記者会見後、米国で練習してきた。コンディションについては「パワフルだ。この旅で少し（体重が）増えたかもしれないが、問題はないと思う」と好調をアピール。試合までは約２週間あるが、この時期に来日したのは「時差と気候に慣れるため」と説明した。

　尚弥については「いいボクサーで、スピードがあってパワフルで才能があると思う」と称賛しつつも、「私はイノウエより勝っていると思う。彼がパウンド・フォー・パウンドのＮｏ．１だとも思わない。もっといい選手はいる」ときっぱり。その上で「プレス（報道陣）が彼をＮｏ．１とするなら、それはそれでうれしい。なぜならＮｏ．１と戦えることになるから。本当の私は井上をリスペクトしているが恐れてはいない。ＫＯする」と宣言した。

　また「おそらく年末には引退すると思う」とドッキリ発言も出たが、「５年後も同じことを言っているかもしれない」と、報道陣をけむに巻いていた。