那須川天心 劇的TKOの井上尚弥に対抗心「次に東京ドーム埋めるなら俺しかいない」リングサイドで観戦し感嘆も

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)

 34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。

 那須川天心(25)=帝拳=がリングサイドで観戦。井上チャンピオンの強さについて「距離じゃないですか。距離の間合いの取り方。みんなパンチに注目しがちだが、相手が読めないタイミングでパンチを打っているので。(さらに自身で)なんでそれを打つかを理解している。そこが僕はすごいと思いました」と感嘆の声を上げた。

 34年ぶりの東京ドーム興行で、日本人メインイベンターとして最高に盛り上げたが、キックボクサー時代の22年6月「THE MATCH」で、同会場のメインを務めたこともある那須川も刺激を受けた様子。「(今は)同じボクサーなので、ボクサーとして、東京ドームを次に埋められるなら俺しかいないかなという気はあるので」と対抗心を燃やし、「次の東京ドームはいつなのか(わからないが)、その時は絶対来ると思いますよ」と意欲を示した。

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