井上尚弥と幼なじみの元Jリーガー山口 1回ダウンも辛勝「最後までドキドキでした」

 「ボクシング・東日本新人王予選ライト級4回戦」(16日、後楽園ホール)

 元Jリーガー(J3相模原)で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=とは幼稚園からの幼なじみの山口聖矢(30)=大橋=が、判定2-1で鈴木将斗(21)=本多=に辛勝した。

 1ラウンド、コーナーに詰められて「一瞬クラッときた」という強烈な左をもらい、連打からの右でバランスを大きく崩してダウンしたが、そこから学習能力の高さを見せた。

 6日のルイス・ネリ戦での井上同様、カウント8まで落ち着いて待ち、最前列で見守った井上や井上の父・真吾トレーナーが飛ばすアドバイスも冷静に聞き分けて立て直しに成功。3ラウンドにも右でバランスを崩す場面があったが、気合とサッカーで鍛えた足腰で耐えた。2者が38-37、1者が37-38をつける判定勝ちをもぎ取り、「(判定はどうなるか)全然分からなかった。最後までドキドキでした」と笑顔を見せた。

 「動いている人を相手は、まだ難しい部分がある」と振り返った山口は「やっぱり井上家の声は通りますね」と感謝。井上からは控室で「危なかったよ~!」と言われたという。

 新人王については「優勝を目指すとか言うよりは、1個1個勝っていけば、決勝も優勝も見えてくると思う。一番上(新人王)を意識するよりも、次の試合から」と、堅実に語っていた。

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