武居由樹が世界王者として初イベント 試合の自己採点は激辛「50点くらい」
6日にボクシングのWBO世界バンタム級王座を奪取し、史上初めてK-1世界王者からボクシング世界王者となった武居由樹(27)=大橋=が18日、東京都墨田区のひがしんアリーナで開催された「すみだボクシング祭り」で、元世界3階級王者の八重樫東トレーナー(41)とともにトークショーを行い、出演後に取材に応じた。
世界王者として初のイベント登場となった武居は「少しずつ気持ちが落ち着いてきて、世界チャンピオンになったんだなという実感が湧いてきました」と王者の弁。当日は帰宅後、ウーバーイーツでなか卯の親子丼とうどんを頼んだことを明かした。チャンピオンベルトは17日に届いたといい、「すごいですね、やっぱり」と感心。K-1 WORLG GPスーパーバンタム級のチャンピオンベルトと「両方を持って写真を撮りたい」と瞳を輝かせた。
試合の自己採点を聞かれると「50点くらい」と激辛で、「理想は大きい舞台(東京ドーム)でKOで派手に勝って世界チャンピオンになりたかったので」と理由を説明。八重樫氏は「100点満点」を付け、「リップサービスではなく、世界タイトルマッチは勝つことが全てなので。負けたら0点、勝ったら100点でいい」と解説した。
次戦について、八重樫氏は「(井上)尚弥と同じ頃じゃないですか?」と、9月ごろになるとの見通しを示した。ただ、WBO1位のレイマート・ガバリョ(フィリピン)が10日の試合でケンブン・トーレス(メキシコ)に1回TKO負けしており、対戦相手が「どうなるか分からないですよね」と補足した。
また、武居はバンタム級の世界王者が主要4団体全て日本人で占められていることに関して「ボクシングに転向する前から緑色のベルト(WBC)はほしいなと思っていて」と話したが、取材では「別に(現王者の)中谷(潤人)選手とやりたいというわけじゃないです」と笑顔で予防線。最終的な目標については「もう1階級くらいはベルトがほしいかな。欲張りですかね?スーパーバンタム級は尚弥さんがいるので、タイミングですかね」と答えていた。