ロッシー小川氏がマリーゴールド旗揚げ戦を総括 MVPはボジラ 7・13両国で2大王座決定戦

 ベルトを披露するロッシー小川
 林下詩美(下)を攻めるボジラ
 ジュリア(奥)と林下詩美を抱え上げるボジラ
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 女子プロレスの新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦が20日、後楽園ホールに超満員札止め1539人を集めて行われた。メインのジュリア(30)、林下詩美(25)組-Sareee(28)、ボジラ(20)組は28分6秒の熱闘となり、エースのジュリアがボジラのムーンサルトプレスからSareeeのリストクラッチ式裏投げの波状攻撃に沈む波乱の旗揚げとなった。

 全日本女子プロレス出身でアルシオン、スターダムをこれまで旗揚げしてきたロッシー小川代表(67)は全試合終了後、大会を総括し、まず「このメンバーで何年もやってるような気がしてならないぐらい密度の濃い時間を過ごしてきました」と旗揚げの準備期間を振り返った。

 熱戦続きだったことと団体のカラーについては「全体的に激しい試合が続いたから、これがマリーゴールドの試合なのかどうかまだ分からないですけど、どっちかというと一番激しい団体になってしまうんじゃないか。ちょっとそれがアレなんですけど。いろんなタイプの選手がいますんで」と、多彩な内容を提供したい考えを示した。

 「(元)アクトレス(ガールズ)の選手たちもけっこう激しいなと思って、激しさが(団体のカラーとして)定義づけられちゃうとどうなのかなというところもあるんですけどね。激しいのもあっていいんですけど、今日はそれに特化しちゃったかなみたいな。何とも定義づけはできないですけどね、どういう団体かっていうのは。それは次の試合、また次の試合で形ができてくるんじゃないかと思います」

 ジュリアとSareeeの今後については「あれだけの試合をして。一騎打ちをさせなきゃいけないですよね。(その試合がタイトル戦である)可能性はあるんじゃないですか。せっかく両国を発表しましたからね、勢いに乗ってどんどんどんどん進んでいきたい」と、初のビッグマッチとなる7・13両国国技館大会で、タイトルをかけて一騎打ちを行いたい考え。この日は新設したマリーゴールド・ワールド選手権と同ユナイテッド・ナショナル選手権のベルトをお披露目しており、王座決定戦を「両国でやりたい。2つはやりたいですね」と話した。

 ボジラについては「予想通りですね。ハタチなんで、末恐ろしいですよ」と笑顔で、この日のMVPを聞かれると「ボジラじゃないですか」と即答。この日、後藤智佳とのタッグ「ツインタワー」で翔月なつみ、松井珠紗組を破ってプロレスデビュー戦を飾った元アクトレスガールズの天麗皇希については「キャリアがまだないじゃないですか。それをどう克服していくかですよね」と課題を指摘していた。

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