吉江豊さん追悼セレモニー 藤波辰爾「僕の右腕となって走り回ってくれた。身内という感じ」
「プロレス・ドラディション」(24日、後楽園ホール)
3月10日の全日本プロレス高崎大会に出場後、50歳の若さで急逝した元所属選手・吉江豊さんの追悼セレモニーが行われ、吉江さんの妻・美奈さんに藤波辰爾から試合写真のパネルが、長井満也から吉江さんの兄でタレントのよしえつねおに花束が贈呈された。
吉江さんカラーのピンク色のテーピングを両手首に施した藤波は、あいさつで「まだまだ十分戦えた男です」と吉江さんを惜しみ、「これからもぜひ、吉江選手の姿を皆さんの脳裏のどこかに、いつまでもいつまでも置いておいてください」と呼びかけた。
バックステージで藤波は「本当に彼のキャラクターは、こういう感じのが一番似合わないタイプの選手だからね。常に明るくて、ファンを一生懸命巻き込んでね」と改めて早すぎる別れを残念がった。吉江さんとは新日本、無我ワールド、ドラディションと長く行動をともにしてきただけに「一時期は本当に無我から、僕の右腕となってね、地方いろんなところで走り回ってくれてね、本当にもり立ててくれたんでね、そういう意味では身内という感じでいましたけどね」と、吉江さんへの思いも明かした。
そして「歴史という中で吉江は消えるわけがないんでね。いつまでもいつまでも見守ってほしい」と、天国の吉江さんに呼びかけていた。
また、セレモニーの前にはメモリアルマッチとして、LEONA、三州ツバ吉組-倉島信行、田島久丸組が行われ、田島が天国の吉江さんにアピールしてからのボディープレスで三州にフォール勝ち。吉江さんの得意技で追悼していた。