総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ（ブレイキングダウン）」の第１２回大会（６月２日）に向けたオーディションが行われ、お笑い芸人のとろサーモン・久保田かずのぶが「芸人にも結構強いやつがいるので、刺客を連れてきました」と、お笑いコンビ「こゝろ」のボケ担当、こゝろ荒木を推薦した。大阪・堺出身の荒木は、ＡＢＥＭＡの不良芸人の企画でも暴れていたという。

　ただ、オーディションではまず“アウトローのカリスマ”瓜田純士が「久保田さんさぁ、俺はこいつ知らねぇんだけど、お前、俺に当てようとしたの？俺とやらせようと思って絵図描かなかった？お前ら入ってくる前に（ＣＯＯの）溝口さんに『久保田さんの相手どうですか？』って急にプッシュされたから。俺だったら安くみてんじゃないの？舐めてかかってんじゃないの？瓜田ちょっとやって来いよって感じでこさせてる？」と、久保田の“裏工作疑惑”に不快感を表明。久保田は慌てて「いやいやまったく。いやないです」と否定したが、瓜田は「口喧嘩ばっかやってないでお前がやればいいじゃん」と凄んだが、久保田は「僕はやらないです。もし無理矢理やっていうんだったら、法的手段とります」と慌てふためいた。

　肝心の荒木は、ひな壇の喧嘩自慢、シモミシュランから「おまえ何キロなん？増やせや、やったるわ。お前、瓜田の親分に喧嘩売ってるんやったら俺がやったるわ」と絡まれると、荒木は「瓜田さんに喧嘩売ってるとかじゃなくて」と返したが、シモミシュランは「お前、隣のブタがそれ言うてて」と、久保田に暴言。荒木は「誰にブタ言うてんねんこら。うちのアニキに何言うてんねん」と、怒りを示した。

　その後、朝倉の指示で、荒木は最強ボディービルダー岡田竜也とスパーリングを実施。存在感を見せてきていた岡田を、パンチの乱打で一気に追い込み、ダウンを奪い、衝撃のＫＯ勝ち。朝倉も「強い強い強い」と驚いた様子だ。オーディション後の別撮りＶＴＲでは、久保田も「こいつこんな強かったんみたいな。ここまで強いと思わなかった」と舌を巻いた。対戦した岡田はその後、自身のＸで眼窩底骨折を負ったことを明かしている。

　シモミシュランはすでに対戦相手が決まっていたため、地下格闘技・益荒男の王者で、樋口武大と揉めて樋口のグループも潰した経験もあるという阿部泰斗との対戦が決定。対戦カード発表のＹｏｕＴｕｂｅ動画で朝倉は「お笑い芸人ということなんですが、めちゃくちゃ強かった」と、評していた。