田中恒成、初防衛戦の相手は那須川天心の相手と同姓同名…天心「ロドリゲス対抗戦」

 王座防衛へ気合が入る田中恒成(撮影・園田高夫)
 海外合宿中の中谷潤人(右)がリモートで会見に参加した(撮影・園田高夫)
 王座決定戦にのぞむ加納陸(撮影・園田高夫)
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 「ボクシング・Live Boxing 9」(7月20日、両国国技館)

 王者・中谷潤人(26)=M・T=にビンセント・アストロラビオ(27)=フィリピン=が挑戦するWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者・田中恒成(28)=畑中=にジョナタン・ロドリゲス(28)=メキシコ=が挑戦するWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、加納陸(26)=大成=とアンソニー・オラスクアガ(25)=米国=によるWBO世界フライ級王座決定戦の三大タイトルマッチと、那須川天心(25)=帝拳=が初の10回戦に臨むジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=戦が行われることが31日、都内で発表された。

 2月24日の両国大会で王座を奪取し、史上最速の4階級制覇を達成した田中だが、前回は「取れたうれしさよりもKOできなかった悔しさが残っています」と打ち明け、「KOはもちろん意識して戦います。それに加えて、前回の試合で出た課題、左でしっかりコントロールしながらいかに右につないでいくか、コンビネーションにつないでいくか。自分の武器を、良さをもっと出せるように頑張ります」と、自分に厳しいところを見せた。

 相手については「腕力が強いのかなと。フックとアッパー系のパンチは力強さに加えてスピードもあるので、接近戦でも常に警戒しておかなければいけないのかな」と分析し、「もらわないために攻めて相手を止めることを特に意識してやろうと思います」と、試合運びについて語った。

 スーパーフライ級ではWBA王者の井岡一翔(志成)とIBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との統一戦が7月7日に行われ、WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)は6月29日にIBF・WBOフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)の挑戦を受けることが決まっている。

 田中は「今回の試合はけっこう危機感かつ緊張感を持っています。これからスーパーフライ級でWBCのビッグマッチだったり統一戦があるということで、求められるのは勝ち方と試合内容。前回の内容ではもちろん不十分だからこそ、自分自身を追い込んで、よりよいパフォーマンスができるよう頑張ります。量より質とか質より量とかそういう言葉もありますけど、今回は量を意識して自分自身を追い込んで、試合まで作り上げていきたい」と、自分にプレッシャーをかけた。

 なお、田中の相手ジョナタン・ロドリゲスと那須川の相手ジョナサン・ロドリゲスは、つづりはともに「Jonathan Rodriguez」で同姓同名。那須川は「ロドリゲス対抗戦として、しっかり勝ちたいなと思います」と話していた。

 この大会の模様は、アマゾンプライムビデオで独占生配信される。

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