那須川天心 バンタム級世界王者は「全員意識してます。全部取るつもりでいるので」次戦は7・20両国国技館で

 「ボクシング・Live Boxing 9」(7月20日、両国国技館)

 那須川天心(25)=帝拳=が初の10回戦に臨むジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=戦が、7月20日に両国国技館で行われることが31日、都内で発表された。

 那須川の試合の契約体重は明らかにされなかったが、那須川は「前回の試合が54・8(キロ契約)だったんですよね。それの確か1ポンド(約454グラム)下くらい。過去最軽量になります」と説明した。

 那須川は世界ランカーにTKO勝ちして世界ランク入りした前戦の評価や練習の成長具合から、タイトルマッチが「近づいてきてるのかなというのを常に感じている」と明かし、日本タイトルマッチと同じ10回戦となった今回の試合を「(所属)ジムにもお客さんにも世間にも試されている試合になるのかなと思っています。自分の心構えというか意志がちゃんと表示される試合になるのかなと思いますね」と位置づけた。

 那須川は現在、バンタム級世界ランキングでWBA7位、WBO11位、WBC13位。WBA4位のロドリゲスについて「けっこうパンチもできてKO率も高いというか、勢いがあるというか、目つきも鋭いし、ホントにしっかりと面白い戦いができる選手なのかなあと思います」と評価した。

 その上で、前戦からの約5カ月間について「自分の中で毎日いろんなパーツを集めて、やっとハマってきたというか。今まで型作りだったんですけど、本当にその型がしっかり完成して、ここからいろんな技だったり自分のテクニックだったり、いろんなものを手に入れられる期間だった」と収穫に手応えを示し、「本当にハマればすぐKOできると思いますし。KOはもちろん狙いにいって、だけど力まず自分のスタイルをやっていこうかなと思って。狙いに行くというよりは、おのずとそういうKOができるんじゃないかな」と、KO宣言を放った。

 また、バンタム級の世界王者が主要4団体全て日本人であるという現状について「こういう強い選手にもどんどん勝っていけば、おのずと次は那須川天心でしょって言われると思うので。その位置にたぶん来年辺りには立てると思うんで、今着々とやっていくだけなんですけど」と、来年には世界タイトルマッチの舞台に立つことを宣言。

 WBA王者・井上拓真、WBC王者・中谷、IBF王者・西田凌佑、WBO王者・武居由樹の「四天王」について「もちろん意識もしてますし、自分のためにこの4人がいてくれるのかなっていう意気込みでずっといます」と話した。

 特に意識する相手を聞かれると「多分、世の中の人は武居くんっていうふうに言ってもらいたいのかなっていうのがミエミエなんで分かるんですけど、わりと全員意識してますね」と、自身と同じキックボクシング出身で比較されがちな武居も含めて全員だと強調し、その理由を「全員日本人なので、マジで(ベルトを)一個取ったらいいと思ってないので、全部取るつもりでいるので、全員意識してます」と説明していた。

 この大会の模様は、アマゾンプライムビデオで独占生配信される。

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