朝倉未来が大会総括 客席でのトラブルに苦言「やめてほしい。出入り禁止にしておきます」

 ブレイキングダウン12を終えて取材に応じる朝倉未来CEO(撮影・堀内翔)
 勝利した安保瑠輝也(手前右)を笑顔で見つめる朝倉未来CEO(撮影・堀内翔)
 騒然とする場内(撮影・堀内翔)
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「BreakingDown12」(2日、アリーナ立川立飛)

 朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第12回大会が開催された。

 未来は全試合終了後に大会を総括。「期待以上の試合が多かったなと思います」と喜んだ。

 「10」と「11」を「運営に任せっきりで企画とかもあまり考えずにやっていて、格闘技とかに集中していて。ちょっとブレイキングダウンという団体自体に飽きが来ているなというのを感じて、11辺りから」と反省し、「今回、オーディションの企画から僕が全部入らせてもらって、手応えを感じていたので、オーディション再生数だったり。すごい満足ですね、主催者としたら」と成功の理由を説明。

 今夏予定の「13」に向けて「飽きないように面白い企画をいくつか自分の中では考えているので、次も今回を超えるような大会にできたらと思っています」と意気込んだ。

 ベストバウトには初代バンタム級王者・井原良太郎が冨澤大智の挑戦を退けたタイトルマッチを挙げて「熱くなりましたし、会場の盛り上がりもすごかったので。井原君が格闘家として素晴らしいなと思いました、試合前から試合が終わるまで。他の選手も見習わないといけない部分があるので」と井原を称賛。

 メインのスダリオ剛-安保瑠輝也のようにスーパーファイト的な一戦は今後も「入れたい」とし、「たぶんけっこうファイトマネーも出せると思いますし、すごい選手には。注目度もあるので、選手にとってはメリットもあると思うので、ぜひぜひブレイキングダウンを利用してもらってという感じですね」と前向きだった。

 この試合は44キロ差という体格差も注目された。未来は「プロで何戦もやってる選手同士がお互いに危険性も分かった上でやりたいと言ってるので、そこはいいじゃないですかね」と肯定し、自身について聞かれると「やってみたいっちゃってみたいですね。興味ありますね。僕、人ができてるんで、ああいうケンカにならないんですよね、外で。もしすごい理不尽な太い人がいたらやるかもしれない」と、意欲をのぞかせた。

 YUSHIに快勝したジョリーのRIZIN参戦交渉に同行する約束については「一応連絡はしました。あれだけ(YUSHIを)圧倒してたんで、幻想はありますよね」と、早くもRIZINの榊原信行氏に連絡を入れたことを明かした。

 さらに「井原君も冨澤君が(昨年大みそかの)RIZINで篠塚(辰樹)選手に負けたことをずっとよく思ってないんで、自分が借りを返したいと言ってるので、そこも試合自体の熱は生まれるのかなと思いますけどね。ベアナックルでもいいと言っていたの、でやり返したい気持ちがあると思います」と、井原のRIZIN参戦にも前向きなところを見せた。

 また、第13試合の前に2階の観客席で客同士とみられるもめ事が起き、安全確認のために大会進行が中断したことについては「やめてほしいですね、そういうの。せっっかく女性の方とか子供も来ているので、乱闘ってホントださいので、やめていただきたいです」と苦言を呈した。もめ事を起こした当該の観客に対しては「出入り禁止にしておきます」と、厳しい処置をとる考えを示した。

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