朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ１２」でＲＩＺＩＮで活躍するヘビー級のスダリオ剛との無差別戦に挑み、判定勝利した元Ｋ－１王者の安保瑠輝也が３日、自身のＸを更新。松葉杖姿の写真とともに「ｂｅａｓｔ　ｂａｔｔｌｅ翌日のリアル　むしろこれくらいの怪我ですんでよかったってハナシ」と、激闘の代償を明かした。顔は腫れ、足には包帯が巻かれ、両腕で松葉杖をついた状態だった。

　昨年からＳＮＳ上でのあおり合いが激化していた両者がＢＤのリングで遂に激突。体重無差別のキックルール１分３ラウンドで行われ、前日計量ではスダリオが１２５キロ、安保は８１キロで、体重差は実に４４キロ。格闘技界の注目を集めた一戦となった。

　試合は安保がスピードで優位に立ち、効果的にローキックなどを浴びせ続けた。ただ、決定打がないまま、試合は３ラウンド終了後に１ラウンドの延長が決定。延長ではスダリオの打撃で安保の右目上がカット。出血したが、終始技術の高さをみせた安保が判定５－０で勝利した。

　判定直後は不満げな表情を浮かべて首を振ったスダリオだったが、試合後は「このご時世この体重差マッチ普通じゃ組まれない。これは溝口さんや朝倉選手のおかげで実現できたカード。ただ、何よりも一番は安保選手が根性あったからこそ成立した試合。キックルールいい経験になった。ありがとな。ただ、負けは負け。試合できたからもう思うことは何もない」と、綴った。