レスリング・パリ五輪代表の須崎優衣がRIZIN公開練習にサプライズ登場! 「恩人」の選手と公開スパー

 「RIZIN.47」(9日、国立代々木競技場第一体育館)

 合同公開練習が3日、東京・両国で行われ、パリ五輪レスリング女子50キロ級で2連覇を狙う須崎優衣(キッツ)がサプライズ登場した。

 須崎はクレベル・コイケ(ブラジル)と66・0キロ契約で戦うフアン・アーチュレッタ(米国)の相手を務め、2分間のスパーリングを披露。昨年2月に渡米した際、インスタグラムでレスリングの強豪でもあるアーチュレッタにコンタクトを取り、練習を共にしたり、アーチュレッタ宅にホームステイして妻子とも交流する関係を築いたりしたという。

 須崎は「2023年2月にアメリカにいって、そこでお世話になりました。そこからたくさんのレスリングとか、レスリング以外の人生の向き合い方だったり、本当にたくさんのことを学ばせてもらっています」、「アメリカでフアンさんのうちにホームステイしてレスリングを学んだり、トレーニングを見てもらったり。本当にフアンさんは誰よりも練習していて、フアンさん以上に練習している人は見たことがありません。人生を賭けて戦っている姿を間近で見て、私はレスリングに対する考え方や向き合い方もすごく変わりました。私の恩人です」と、私淑していることを説明した。

 アーチュレッタは「彼女は女子レスリングのアイコンで、本当の世界一。レスリングのため、日本のため、彼女の国際的にも素晴らしい能力をショーケースしたいと思って臨んだ。レスリングはなかなか目立たないスポーツなので、裏でいろいろなことを犠牲にして努力して彼女はやってきたから、こうして連れてきた」とスパーリング相手に起用した意図を説明。

 「2つ目の金メダル獲得に向けて、ぜひ応援をよろしくお願いします」と会場のファンと配信の視聴者に呼びかけるとともに、MMAも「ぜひとも戦ってもらいたい」と希望していた。

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