井上尚弥 全米ボクシング記者協会の授賞式に出席「この先のキャリアも楽しみにしていて」
ボクシングの4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)が6日(日本時間7日)、米ニューヨークの583パークアベニューで開催された、全米ボクシング記者協会(BWAA)の授賞式に出席した。所属する大橋ジムが、詳細を明らかにした。
井上は約200席の出席者を前に、2023年の年間最優秀選手賞「シュガー・レイ・ロビンソン賞」受賞のスピーチを約2分半、行った他、BWAAからは記念盾とベルト、リングマガジンからは同誌が認定するスーパーバンタム級王座ベルトと、2023年の年間最優秀選手ベルトが贈られた。
井上のスピーチ全文は次の通り。
「こんばんは。今夜、この授賞式に出席することができて光栄です。ありがとうございます。ここからは英語が上手に話せないので、ここからは日本語でお話しますことをお許しください。
(ここまで英語、ここからが日本語)
今日、この場に立たせていただくにあたり、BWAAのサントリキート会長をはじめ、投票していただいたBWAAの会員の皆さま、トップランクのボブ・アラムCEO、帝拳プロモーションの本田会長、大橋プロモーションの大橋会長にあらためて感謝を申し上げます。
2023年は自分にとって、最も大きなチャレンジの年でした。スーパーバンタム級に上げ、いきなり2団体統一チャンピオンのスティーブン・フルトンとのタイトルマッチ、そして12月の2団体統一王者であるマーロン・タパレスと、どちらも簡単な試合ではなかったですが、無事に勝つことができました。そうした結果を今回、皆さんに評価していただき、すごくうれしく思います。この先の自分のキャリアも楽しみにしていてください。今日はありがとうございました。THANK YOU VERY MUCH」
大橋ジムの大橋秀行会長は「ホテルで高校生、中学生くらいの少年多数に撮影を求められ、また表彰会場では入り口に多数のファンが待ち構えていました。会場入りするとファンが殺到して大変な人気でした!」と、米国でも高い井上人気を体験したことを報告。
「このアメリカ・ニューヨークでこの景色は感慨深い出来事でした。本当にありがとうございます。感謝感謝感謝の気持ちで一杯です。また新たな伝説に向かって突き進みます。これからも応援よろしくお願いします」と話していた。