前回ブーイングのベイノア 心的ダメージ「もうないです!」心ない批判も「見返してやろう」
「RIZIN.47」(9日、国立代々木競技場第一体育館)
個別記者会見が3日、都内で行われ、4月29日の前回大会「RIZIN.49」で観客からブーイングを浴び、榊原信行CEOからも酷評された“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が出席した。ジョニー・ケース(米国)と対戦する。
ベイノアは、前回の試合での心的ダメージは「もうないです!」と断言。「負ける勇気を持って勝ちに行きます」と、この日持参した榊原氏の著書「負ける勇気を持って勝ちに行け!」のタイトルを引用して宣言。ちなみにこの本は「ほぼ読んでいます」という。
ケースにはこの日の会見で「ポイントファイター」、「勝ち筋が見えない」、「1次元のファイターとしか思えない」などと指摘されたが、「しっかりポイントを取ってKOするみたいな」、「僕は(勝ち筋は)見えているんで関係ないというか」などと反論した。
前回の試合後、刺さった言葉を聞かれると「いろいろありすぎて…すごい勢いで来すぎて」と、多くの批判が寄せられたと振り返った。中には「RIZINから消えろ」、「この世から消えろ」という、まことに心ないものもあったという。
ベイノアは「そんなこともありましたけど、すぐチャンスをいただけたので、見返してやろうという気持ちが強い」と気持ちを切り替えたことを強調。「フィニッシュに行く姿勢を見せたい。倒しに行こうと思っています」と、前回との違いを見せつけることを誓っていた。