「ＲＩＺＩＮ．４７」（９日、国立代々木競技場第一体育館）

　元フェザー級王者のクレベル・コイケが前バンタム級王者のフアン・アーチュレッタと対戦し、１回２分過ぎにヒールフックで一本勝ち。次期王座戦へ名乗りをあげた。

　昨年６月の鈴木千裕戦で自身の計量オーバーで王座を剥奪されたクレベル。グラウンド戦から体を入れ替えた瞬間に関節を決めて、アーチュレッタはたまらずタップ。強さが際立った。

　試合後、クレベルは「皆さん、社長、ありがとうございました。今、自分どうですか？私、強い。みんな私、信じて下さい」と呼びかけ、放送席にゲストで来ていた現王者の鈴木に「２番、千裕、いつできるよ？いつチャンスくる？」と呼びかけた。

　鈴木はリングサイドに駆け上がり、ギリギリまで顔を近づけた状態で「逃げない。いつでもＯＫ」と強調した。

　フェザー級の面々もその強さに衝撃を受けたようで、その中には７月２８日の超ＲＩＺＩＮ．３で因縁戦を行う平本蓮と朝倉未来も。平本は自身のＸで「強い」とつぶやき、リングサイドで見守った朝倉未来も神妙な表情でリングを見つめた。