パッキャオ-鈴木千裕 反則は罰金500万ドル…榊原CEO「やったら誰が払うんだ?っていう」

 ファイティングポーズを決めるマニー・パッキャオ(左)と鈴木千裕(撮影・堀内翔)
 鈴木千裕戦に向けての思いを語るマニー・パッキャオ(撮影・堀内翔)
 鈴木千裕(手前右)を見つめるマニー・パッキャオ(撮影・堀内翔)
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 「超RIZIN.3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)

 RIZINスタンディングバウト特別ルール3分3ラウンド(68・0キロ契約)で対戦することが9日に発表された、プロボクシング世界6階級王者のマニー・パッキャオ(45)=フィリピン=とRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25)=クロスポイント吉祥寺=が10日、都内で、RIZINの榊原信行CEO(60)とともに記者会見を行った。

 会見後、取材に応じた榊原氏は「常に彼(パッキャオ)が言ってるのは、ヌルいことはしたくないと。エキシって言葉がすごく嫌なんですよ。今回も僕らは契約書で言うと、エキシビションファイトの契約にはなっていないです。リアルファイトの、ザ・ファイトのアグリーメント(契約)になっているので、本気にトレーニングして本気で倒しに来る」と、エキシビションマッチではなくリアルファイトの契約だと明言した。

 「RIZINスタンディングバウト特別ルール」については「基本、ボクシングと同じスタイル」と、ボクシングに準じていると説明した。裏拳は禁止だが、スーパーマンパンチは認められる。シューズ着用で、グローブは8オンスを使用する。試合順は「セミになるんじゃないですかね」とした。

 禁止事項については「(鈴木がパッキャオに対して)蹴ったり固めたり肘を打ったりすると、メイウェザーと同じようにファイブミリオン(500万ドル=約7億8400万円)です」と、かつてボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニアがRIZINに参戦した時と同様のペナルティーが科させられるという。

 榊原氏は「罰金なんで。やらないと思いますけどね。やったら誰が払うんだ?っていう。円安になってるんで、30パーセント増しくらいになってますからね。7億円ですよ。誰が払うんだ」と、反則を戒めていた。

 パッキャオのファイトマネーは「安かないですね、もちろん。かつ、交渉してる間にどんどん円安が進むんでですね、日本円での契約じゃないんで、交渉している金額は数年前から変わってないけど、3割増しになっちゃった。ドル契約以外はないですね」と、2019年から交渉している間にかなり値上がりしたとこぼしていた。

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