小橋建太氏 3冠王者の後輩・安齊勇馬に「プロレスラーとしても人間としても良くなっていく人材」

 「プロレス・Fortune Dream 9」(12日、後楽園ホール)

 元プロレスラーの小橋建太氏(57)がプロデュースする興行の第9弾が開催され、小橋氏と、小橋氏と長年の親交がある俳優の井浦新(49)によるスペシャルトークバトルを含む全6試合が行われた。

 終了後、小橋氏は「みんなホントに熱い試合をしてくれた。1試合目からいい雰囲気ができていて、選手もやりやすそうだし、フォーチュン・ドリームがそういう空間になってきて、非常にうれしいね」と笑顔で総括。プロレスラー以外では初となる井浦氏の“参戦”も「初めてプロレスを見に来た人も多かったと思うけど、今日見てプロレスって面白い、また見に来たいと言ってくれていた。いい方向に行ったんじゃないかな。そういう人たちにもっともっと広げていきたい」と手応え十分だ。

 「全部良かった」という熱戦続きの中、ベストバウトにはセミファイナルの里村明衣子、彩羽匠組-優宇、橋本千紘組を挙げた。

 メインイベントに登場した、全日本プロレスの3冠ヘビー級王者として後輩にあたる安齊勇馬には「チャンピオンだけど、まだまだ伸びていく。彼は性格もいいでしょう。これからいろんな経験をしていけば、もっともっとプロレスラーとしても人間としてもよくなっていく、楽しみな人材だと思う」と可能性を見いだし、期待をかけた。

 フォーチュン・ドリームは今年で10周年を迎え、小橋氏は来年の第10回大会開催を宣言。「最初は何回できるか分からなかったし、コロナでできない年もあったけど、今年で10周年、来年は10回の節目を迎える。もっともっといきたい」と、さらなる充実を誓っていた。

 メインイベントの安齊、エル・リンダマン、佐藤嗣崇組-田村ハヤト、青柳優馬、タイタス・アレクサンダー組は、青柳が14分23秒、ザ・フールからの片エビ固めで佐藤にフォール勝ち。

 フォーチュン・ドリームでは3回目のメインイベントを務めた青柳は「悪目立ちして終わってしまいました。小橋さん、大変申し訳ありません」と笑顔で、第10回大会への出場にも意欲を見せた。敗れた佐藤も「負けたけど、小橋さんの前でしっかりラリアットを魅せられた」と笑顔だった。安齊は「小橋さんの前で3冠チャンピオンとして試合ができて楽しかった。10回11回12回と、またこのリングで戦いたい」と、継続参戦に意欲を見せていた。

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