猪木さんがライガーにブチ切れたワケ「ライガーの野郎、ブッ殺してやる!」 超猪木展開幕で思い出話

 「1、2、3、ダァーッ!」を決める(左から)アントニオ小猪木、佐々木健介、北斗晶、猪木啓介氏、獣神サンダー・ライガー、アントキの猪木
 「超猪木展」のオープニングでトークする(左から)佐々木健介、北斗晶、獣神サンダー・ライガー
 アントキの猪木をヘッドロックで締め上げる佐々木健介。左はアントニオ小猪木
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 2022年に死去したプロレスラー、アントニオ猪木さんのイベント「超・燃える闘魂 アントニオ猪木展」が20日、東京・京王百貨店新宿店で開幕した。オープニングセレモニーに元プロレスラーでタレントの佐々木健介・北斗晶夫妻と獣神サンダー・ライガー、猪木さんの実弟の猪木啓介さん、猪木さんのモノマネタレントのアントキの猪木とアントニオ小猪木が登場し、健介、北斗、ライガーは猪木さんの思い出話を披露した。

 健介と北斗は猪木さんが1995年に行った北朝鮮での「平和の祭典」に出場したことが結婚のきっかけ。健介は猪木さんから「2人が出会ったのは俺のおかげだな、俺は愛のキューピッドだな、ワハハハハ」と言われたことを明かした。

 リング上でのエピソードも「スパーリングを何回かやらせていただいたんですけど、絶対に普通だったら関節技が決まっているだろうというパターンがあったんですけど、全然平気な顔で。タップしてもおかしくないのに、我慢強いっていうか、すごい意味が分からないところがありましたけど。『痛くねえな』って。もっと極めろって感じを言われてたのかな」と振り返った。

 北斗は「猪木さんは女子プロレスがあまり好きではないという噂があって、女子プロレスラーとは対談しないと聞いていたんですけど、猪木さんが北斗晶ならいいということで、名古屋に行って初めてお会いして。その時、『おまえが女猪木か』って。はいとも言えないしいいえとも言えないし、アタシが固まったということがありました」と初対面を回想。

 「その名古屋での対談で、北朝鮮に一緒に行かないかと声をかけていただいたんですよ。ノーなんて言えるわけじゃないですか。大会に参加したことで、健介と結婚することになった」と、有名ななれそめを語った。

 ライガーは「象徴でオヤジみたいな感じですよね。上からちゃんと見てて、ちゃんと指導してくれる。全部教えてくれるわけではなくヒントを出してくれる。あとはおまえたちでやってみなさい、と」と、多くの名選手を育てた猪木さん流の育成法を説明。

 さらに、パラオまで猪木さんに同行した際、ライガーがスポンサーの前で尻を出して、猪木さんが「ライガーの野郎呼んでこい!ブッ殺してやる!」と激怒。蝶野正洋が「逃げた方がいい。猪木さんブチ切れてるぞ」と電話してきた爆笑エピソードも披露した。

 イベントは26日まで。猪木さんのみならず、力道山、豊登、ジャイアント馬場、ストロング小林、タイガー・ジェット・シン、ダスティ・ローデスといった、ゆかりの人々にまつわる品々も展示されている。

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