クイントン“ランペイジ”ジャクソン 4年のブランクのワケを告白「適正でない薬を処方された」

 記者会見を行ったクイントン・“ランペイジ”ジャクソン
 記者会見を行ったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
 記者会見を行ったクイントン・“ランペイジ”・ジャクソン
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 「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)

 元UFC世界ヘビー級王者で、PRIDEや新日本でも活躍したジョシュ・バーネットが主宰する米プロレス団体の日本旗揚げ戦で、関根“シュレック”秀樹と対戦する元UFC世界ライトヘビー級王者クイントン・“ランペイジ”ジャクソンが21日、都内で記者会見を行った。

 ランペイジが日本で戦うのは、現時点で最後のMMAマッチとなっている2019年12月のエメリヤーエンコ・ヒョードル戦以来だ。

 「その時は体調がとても悪く、米国で体調を戻すのに4年近くかかった。診断ミスがあって、適正でない薬を処方され、体重を増やすようアドバイスされたのに、結果的には真逆のことをするべきだったことが分かった。長期間、適正でない薬を投与されていたので、代謝を上げて薬を抜くために非常に時間がかかった」と、医療過誤に遭ったことを告白。

 「武士道などに興味を持っていたので、日本で試合をするのは楽しみ」と今回、日本に戻れたことを喜んだ。

 ジョシュとの関係については「とても古い友達で、15年くらい前は一緒に練習するスパーリングパートナーだった」と説明。「しばらく連絡を取っていなかったけど、日本で試合をしないかというメッセージが来て、速攻で返事して、日本で試合できるなら絶対に戦いと決めた」という。

 ブラッドスポーツはロープと3カウントがない過酷なルールだが、ランペイジは「自分にはそれ以上のルールは必要ない。ただKOするだけ」と明快に述べ、シュレック戦については「とにかくデカくてタフガイだと聞いている。互いのタフさを見せつけられたらと思っている。パワーはすごいと聞いてるが、俺よりすごいかどうか、明日は楽しみにしている。俺は25年近くMMAをやってきて、俺の歩いてきた道は誰もが歩めるものではないと思うので、対戦相手が誰でも全く関係ない」と、自負と自信をにじませつつ話した。

 今大会には2001年7月にPRIDEで名勝負を演じた桜庭和志も参戦する。ランペイジは「初めて対戦した時は2週間のショートノーティスだったし、米国では1ラウンド5分が主流なのに、PRIDEは1ラウンド目が10分あった。いろんなことが初めてだったし、自分も経験が少なかった」と敗因を語ったが、再戦については「桜庭さんのベリービッグファンなので、再戦よりファンとして桜庭さんの試合を見る方がうれしい」と否定的だった。

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