有名二世プロレスラー スミスJr.は船木誠勝マニア?「オールラウンダーで最高のプロレスラー」
「プロレス・ブラッドスポーツ 武士道」(22日、両国国技館)
元UFC世界ヘビー級王者で、PRIDEや新日本でも活躍したジョシュ・バーネットが主宰する米プロレス団体の日本旗揚げ戦に出場する元IWGP、GHC、WWEタッグ王者のデイビーボーイ・スミスJr.が21日、都内で記者会見を行った。スミスは船木誠勝と一騎打ちを行う。
スミスは「ロサンゼルスでジョシュ、エリック・ハマーとともに、本当に厳しい練習をしてきた。明日はベストを出し尽くせた方が勝つと思う。とにかくパワフルなものを見せたいし、技術もしっかりあるところを見せたい。例えば打撃なら打ちまくるのではなく的確な一発を当ててKOできる技術を見せたい」と意気込みを示したが、一方では船木マニアであることが発言から明らかになっていった。
船木とは5年前にリアルジャパン(現ストロングスタイル)の後楽園ホール大会でタッグ対決(船木、KENSO組-スミス、スーパー・タイガー組)しており、「ミスター船木さんは侍の心を持っていて、非常に危険な相手。その時はグリップが強くてコントロールがうまいなと思った」と尊敬の念を隠さず。
その約1年前、大阪でのランチタイムミーティングが初対面だったといい、「その時に感じたオーラと対戦した時のオーラが全く違って、エネルギーが本当に違ったので驚いた。それはヒクソン・グレイシーが語っていたことととても似ている気がする。普段とリングのオーラが全く違うところにすごみを感じた」と振り返った。
最も印象に残っている船木の試合を聞かれると「もちろんたくさん見てきた」という中から「すごく古い試合だが」と前置きして、若手時代の船木が長期の欧州修行中に行ったデイヴ・フィンレー戦を挙げ、「フットワークがすごく軽快で速くて非常に驚いた。技術もオールラウンダーで、最高のプロレスラーだなと思った」と説明。さらに鈴木みのる戦、ケン・シャムロック戦、鈴木秀樹戦、ヒクソン・グレイシー戦を見てきたと熱く語っていた。