WBA王者・井岡一翔 エストラーダWBC王座転落にショックなし 新王者バムと「統一戦できたら」

 佐々木修平トレーナー(右)と会見する井岡一翔(撮影・持木克友)
 シャドー1ラウンドの軽めの練習を行った井岡一翔(撮影・持木克友)
 7日の試合への意気込みを語った井岡一翔(撮影・持木克友)
3枚

 「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7日、両国国技館)

 IBF王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=と統一戦を行うWBA王者の井岡一翔(35)=志成=が1日、都内の志成ジムで公開練習を行った。

 29日(日本時間30日)に米テキサス州で、井岡が長年、対戦を望んでいたWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(34)=メキシコ=が、元IBF・WBO統一フライ級王者ジェシー・“バム”ロドリゲス(24)=米国=に7回KO負けして王座転落。バムは井岡-マルティネス戦の勝者との統一戦を求めた。

 井岡はエストラーダの敗戦を「時代に並行して戦ってきた選手。彼とは同世代でずっと同じ時代をやってきた。若手には負けないところを見せてもらって、僕も勝って、自分たちの時代、エストラーダとできるのが僕の中の一つのストーリーだと思っていた」と惜しみつつも、「ショックはない」ときっぱり。

 「自分がずっと試合したかったエストラーダじゃなくなって、今のチャンピンは彼。バムも評価が高いし、僕も兄(前WBA王者ジョシュア・フランコ)と戦っていてつながりもある。僕の中でもチャンピオンじゃなくなったエストラーダは評価が落ちた。ストーリーは変わったけど、僕がやることは変わらない。この試合に勝ってWBCのチャンピオンとできるなら、それが一つのストーリーだと思う」と、エストラーダ戦よりも統一戦を上位概念とした。

 井岡は「最終的な自分の中の照準はバムかなと思う。バムが今一番評価が高い。彼を倒すことによって、自分が評価を得られることは変わらない」と、バムとの統一戦にロックオン。

 そのためにも「まずこの試合に勝って、3団体統一戦ができたらなと思っている。しっかり勝って2団体統一して、彼との試合に臨みたい」と、マルティネスからIBF王座を奪って通行手形とするつもりだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス