那須川天心 初の10回戦を前に充実調整 “12(ラウンド)もいける”?進化を実感「心技体全て整えてきた自信がある」

 「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館)

 ボクシング転向4戦目で初の10回戦に臨む那須川天心が4日、都内で公開練習を行った。上位ランカーに挑む天心は「ランカーだったり同じ階級の人たちにも、那須川天心もうそろそろヤバいなって思ってもらえる試合になるかな」と自信満々。スパーリングの相手を務めたWBO3位、IBF4位のクリスチャン・ヒメネス(24)=メキシコ=も「天心は成長した。いい結果が出ると思う」と太鼓判を押した。

 天心は約半年ぶりの試合に向けて、「心技体全て整えてきた自信もあるし、やるべきことを一日一日大切に作り込んできた自負がある」ときっぱり。「どんどんスタイルもパンチの質も変わってきている。(パンチが強く)なっていると思う。重みだったりとかキレもあると思う。距離の取り方とか、自分でも見違えるくらい良くなった」と進化を実感している。

 粟生隆寛トレーナー(40)は、新たに中間距離での駆け引きを練習してきたと明かした。

 天心は初の10回戦にも「12(ラウンド)行っても大丈夫じゃない、って思ってもらえるような仕上がりにはできていると思います」と、既にその先の12回戦にも適応できると強調。今回の試合のテーマを「場を支配する」と設定し、「水の流れのようにやっていくのは意識している」と説明した。

 ヒメネス、WBCスーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガ(24)=同=との約1カ月間のスパーリングでも「今までにない、試合以上の経験ができている。選手としても人としても成長できている気がしている」と手応え十分。「パンチはもらう機会も増えた気もしたけど、けっこう俺打たれ強いなって思いました」との気づきも得た。

 この日は練習でできたアザを左目下に作っていた天心。「顔で売ってるんで困ります」と天心節をさく裂させつつ、「なんかボクサーっぽいな」と充実の笑みを浮かべていた。

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