「超ＲＩＺＩＮ．３」（２８日、さいたまスーパーアリーナ）

　メインイベントのＭＭＡルール６６・０キロ契約５分３回戦で対戦する朝倉未来（３１）＝ジャパントップチーム＝と平本蓮（２６）＝剛毅會＝が６日、東京・五反田で行われたフェイスオフイベントに登場した。

　３月１６日に行われたカード発表記者会見以来の顔合わせとなる両雄。当時はともに負けたら引退すると明言していたが、平本はこの日、「俺、引退しないすからね。するワケないでしょう。朝倉未来の親友の那須川天心も簡単に引退とか言うなと言ってましたからね。簡単におまえも引退すんなって感じです。引退はしません、どうなっても」と撤回。未来は「俺が負けたら必ず引退します。絶対に１００パーセント勝ちます」と、話を変えなかった。

　未来は「去年情けない姿を見せてしまって、相手どうこうというよりは、今年、俺の大復活っていうことで、本当に今までで一番、格闘技と向かい合ってきたんで、マジで自信しかないです。俺はもうクレベル（・コイケ）とか鈴木千裕、全然勝てると思ってるんで、その辺のストーリーを見せたいと思います」と、既に平本戦の先を見据えたコメント。「今回キレイに戦うつもりなくて、バチバチに行こうと思ってるんで」とも語った。

　また、フェイスオフで向かい合った相手の印象について、未来は「なんか自信ないように見えましたね。絶対勝つなって今日、向かい合って、自信になりました」と見下し、平本は「僕は全然元気です。楽しみです、試合が」とシンプルに述べた。

　ＲＩＺＩＮの榊原信行ＣＥＯは「９年のＲＩＺＩＮの歴史の中で最も注目されるカード。２人の存在意義、己の誇りを懸けて戦う試合になると思います」とこの一戦の意義を訴え、「このカード、まだいくつか未発表のことがありますんで、何が決まってないのか、何がどう組み上がっていって最後２人がリング上で向き合うのか」と、期待をあおっていた。