朝倉未来超え果たした平本蓮 堂々宣言「時代は俺だ」朝倉には引退撤回求める「復活、絶対すると思う。格闘技界にいてほしい」

 「超RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナ)

 メーンイベントで“美しきドブネズミ”平本蓮(26)=剛毅會=が“路上の伝説”としてカリスマ的人気を誇る朝倉未来(32)=JTT=との因縁戦に挑み、1ラウンド2分18秒で衝撃のKO勝利をおさめた。4万人の観客が集まった会場は大興奮に包まれた。

 試合後は「朝倉未来ありがとう。そして引退しないでください」と呼びかけた。会見では「何も言えねえ」と感慨にふけり、試合後に朝倉にかけた言葉については「内緒で」と濁した。ただ、負けたら引退を表明していた朝倉に「格闘技界にいてほしいと思います。戦い続けていればまたいつかやるかもしれないですね。復活、絶対すると思うので。やめないでほしいです。(理由は)朝倉未来の人間力ですかね。試合しても感じるし、する前から感じることはあるっす」と、現役続行を求めた。

 1回はともにローキックで間合いを伺いながらの展開だったが、平本が先に仕掛け、右拳で朝倉をぐらつかせると、その後、後退する朝倉に左拳でダウンさせ、そのまま一気に畳みかけて、KOで勝利した。歓喜の雄たけびをあげた後、朝倉に駆け寄り、抱擁を交わした。

 決着の場面については「ばこーんと入って、ガクっと落ちたので、今だと」と振り返り、「朝倉未来を倒したことで、自分が格闘技界を引っ張る思いはあるか?」との問いには「アイム・ザ・ベストなんで。僕がベストです。時代は俺だ」と、主張した。

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