ディアマンテジムがスパーリングイベント開催 野上奈々会長「将来大きな舞台で活躍してくれる選手が出てくれるとうれしい」
ディアマンテボクシングジムが4日、堺市産業振興センター・イベントホールでスパーリングイベント「第7回キッズ・ジュニアボクシングフェスタ」(堺市後援)を開催した。WBOが取り組む慈善活動イベント「WBOキッズドラッグフリープログラム」の一環として開催され、8歳から57歳までの総勢140人が参加した。女性の参加者も20人を超えて盛り上がった。
この大会は同ジムの野上真司オーナー、奈々会長夫妻が海外で活動する際に、現地の子どもたちが大きな舞台でボクシングを楽しむ姿に感銘を受けたことをきっかけに始めた。日本でも同じように、子どもや一般のボクシングファンが自ら主役になれる大会をつくりたいとの思いで開催している。20年12月の初回から7回目を迎えた。
今回はゲストとして、元3階級世界王者の亀田興毅氏、元日本ライトフライ級王者の久田哲也氏、元日本ライト級王者の土屋修平氏、WBOオリエンタルスーパーフライ級王者の田井宜広(RST)が来場。メダルのプレゼンターや技術アドバイスなど参加者と交流した。また、24日にIBF世界フェザー級挑戦者決定戦を控える同級3位の亀田和毅(TMK)もビデオメッセージで参加者を激励した。
野上オーナーは「戦っている選手たちはもちろん、指導者の方々やご保護者の皆さん、応援に来てくださった皆さんもみんな熱くエネルギッシュでした。『将来もっともっと大きな舞台で活躍してね』と声をかけると、『はい!頑張って世界で活躍できる選手になります』と答えてくれるのを見て、10年後、20年後が待ち遠しい気持ちになりました」と思いを語った。奈々会長は「初めて開催した時は、コロナ禍真っ最中の時で、試合に出場する機会がなくなった中で、日々頑張る子どもたちに何か目標となるものをつくろうと思い、始めました。70人弱だった参加者も、今回は140人を超える、たくさんの皆さんにご参加いただき本当にうれしく思います。毎回、いろんな見どころがあるんですが、初勝利で涙を流して喜んでいる選手もいて、こっちまで泣けてきました。この大会に出てくれている選手の中から、将来もっともっと大きな舞台で活躍してくれる選手が出てくれるとうれしいですね」と振り返った。