「プロレス・Ｓａｒｅｅｅ　ＩＳＭ－Ｃｈａｐｔｅｒ　Ⅴ－」（９月２日、新宿ＦＡＣＥ）

　フリーのＳａｒｅｅｅ（２８）の自主興行第５弾のカード発表記者会見が１３日、東京・銀座の猪木元気工場で行われ、メインイベントでＳａｒｅｅｅがスターダムの岩谷麻優（３１）と２０１１年デビューの同期タッグを組んで、橋本千紘（仙台ガールズ）、ＶＥＮＹ（フリー）組と対戦することが発表された。

　Ｓａｒｅｅｅによれば今大会のカードは一度決定していたものが白紙になり「どうしようか」と思ったものの、「この人しかいない」と来年のタッグ結成を考えていた岩谷に前倒しでオファー。「スターダムの夏休み期間」（岩谷）中だった岩谷も快諾したという。

　Ｓａｒｅｅｅは「フットワークめちゃくちゃ軽くないですか？こんな軽い人だとは思っていなかった」と笑顔で、「本当に感謝しています」と礼を述べ、「最高なドリームなスペシャルなカードを組むことができた」と胸を張った。

　４月に岩谷のＩＷＧＰ女子王座に挑戦して敗れたＳａｒｅｅｅは「岩谷麻優の強さ、スタミナ、まけずぎらいなところ」などを感じて「これが日本のプロレスを背負って立つトップなんだなって思った。ホントにすげえなと尊敬の気持ちに変わった」といい、「また挑戦をしにいくためにも、岩谷麻優を隣で１回感じたい」とマッチメークの理由を説明した。

　岩谷は橋本、ＶＥＮＹとは初対決とあって「守ってや。むちゃ緊張するんよ」と明かし、「合同練習みたいな感じでお願いします」と、ミーティングを提案。２人のカジュアルなおしゃべりで進行していく記者会見に「なんかギャルみたいだね。記者会見っていつもこんなに緩いの？」とツッコむなど、親密なムードの記者会見となった。

　岩谷はスターダムのアイコンでＩＷＧＰ女子王座なのに対し、Ｓａｒｅｅｅはフリーだがスターダムから分裂したマリーゴールドのワールド王者でもあり、タッグ結成は注目を集めそうだ。

　また、左手首を骨折しているＳａｒｅｅｅだが「順調に回復に向かっている」と現状を説明。マリーゴールドの１９日・後楽園ホール大会から「普通に試合を再開したい」と話していた。

　この他のカードは次の通り。

　◆３ＷＡＹマッチ　伊藤薫－柊くるみ－優宇

　◆タッグマッチ　ジャガー横田、藪下めぐみ組－Ｃｈｉ　Ｃｈｉ、ＺＯＮＥＳ組

　◆シングルマッチ　稲葉ともか－しゃあ