新日本 G1決勝に怪物・辻陽太とザック・セイバーJr.が進出 辻「残りの体力、出せる力の全てを出し切る」

 「プロレス・新日本」(17日、両国国技館)

 シングル最強を決める夏恒例「G1クライマックス」の優勝決定トーナメント・セミファイナルが行われ、辻陽太(30)がデビッド・フィンレー(31)を、ザック・セイバーJr.(37)が鷹木信悟(41)をそれぞれ撃破し、18日・両国国技館大会のファイナルに駒を進めた。

 辻は公式戦の雪辱に燃える同じ1993年生まれのライバルの腰攻めに苦しみ、机上やコーナー、マットにパワーボム計5発を浴びたが、6発目をフランケンシュタイナーで切り返すとジーンブラスターを発射。かんぬきスープレックスからのジーンブラスターで死闘に終止符を打った。

 辻は3月のニュージャパンカップに続く史上初の春夏連覇に向けて、バックステージで「何度も言うように、俺は新日本のトップを走る一人のメインイベンターだ。でもな、それと同時に、これは新日本プロレスの新しい時代の2ページ目だ。史上初の春夏連覇まであと1つ!相手が鷹木さんでもザックでも関係ねえ。俺の残りの体力、出せる力の全てを明日この両国で出し切るだけだ」と言葉を絞り出した。

 メイン後に再びリングインした辻は、ザックと何ごとかを笑顔で話し、ザックの求めに応じて握手を交わした。

 ザックは鷹木を各種の左膝攻めで攻め立て、ザックドライバーから膝十字固めに移行して粘る相手をタップさせた。

 「最も大切な試合の一つ」という鷹木戦を制し、「鷹木はすごい力を持っている。鷹木を倒して、俺を止められるヤツはもう誰もいない。もう少しでG1に優勝してIWGP世界ヘビー級王者になる」と宣言。辻、ゲイブ・キッド、海野翔太、上村優也ら新世代を「自分たちのことしか気にしていない」と酷評し、「今は俺たちの時代だ。ザック・セイバーJr.こそが今の時代のレスラーだ」と言い切った。

 今年の新日本はオカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイら主力が相次いで米国に流出して過渡期を迎えているが、ザックは「今の新日本にはいいレスラーがいないと言われたりもするが、俺がいる」と胸を張った。

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