G1クライマックスはザック・セイバーJr.が初優勝

 「プロレス・新日本」(18日、両国国技館)

 シングル最強を決める夏恒例「G1クライマックス」の優勝決定トーナメント・ファイナルが行われ、ザック・セイバーJr.(37)が辻陽太(30)を撃破し、初優勝を飾った。

 1991年の第1回覇者で、史上最多となる5度の優勝を誇る蝶野正洋が特別解説者としてリングインし、「G1クライマックス・ファイナル、スタート!」と高らかに宣言して決勝は開戦。

 ゴングが鳴ると、史上初となる、春の本場所「ニュージャパンカップ」との春夏連覇を目指す辻への大「ヨータ」コールがとどろいた。

 序盤、ザックの左腕攻めに対し、辻はボディープレス、胴締め、ストマックブロックなどのボディー攻撃で対抗し、ジーンブラスターへの布石を打つ。辻がザックの卍固めを跳ね返したところで15分が経過した。20分過ぎにはザックのヨーロピアンクラッチと辻のジーンブラスターという必殺技が繰り出され、両者がダウン。ザックがジャックナイフでカウント2を奪ったところで30分台に突入し、最後はパワーボムを狙った辻を引き込んだザックが両腕、両脚を極めて試合を終わらせた。

 今大会、辻はBブロックを3位で、ザックはAブロック首位で優勝決定トーナメント進出。辻はトーナメントの1stステージでBブロック2位の竹下幸之介を、セミファイナルでBブロック首位のデビッド・フィンレーを破って決勝進出し、ザックはセミファイナルで、1stステージでAブロック3位のグレート-O-カーンを破ったAブロック2位の鷹木信悟に勝って、決勝に駒を進めていた。

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