ノア・斎藤彰俊がデイリースポーツに来社 11・17に現役引退

 デイリースポーツに来社し、引退興行のポスターを手にするノア・斎藤彰俊
 デイリースポーツに来社し、引退を報告したノア・斎藤彰俊
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 11月17日にドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で現役を引退するノアの斎藤彰俊が22日、神戸市のデイリースポーツを訪問した。

 90年12月に格闘技の世界にデビューしてから長きにわたりプロレス界のトップシーンで活躍してきたが、ついに戦いの日々に区切りをつける時がきた。斎藤は「自分のプロレスができなくなった時が引退する時と決めて、若い選手とぶつかれなくなったら、すぐに引退しようと思っていた」と心に決めてリングに上がっていたという。ところが、その思いとは違って、なかなか引退を決意させる瞬間はやってこなかった。

 ようやく7月13日の日本武道館。世界ヘビー級選手権で潮崎豪に敗れ、武道館の天井をながめていたらフッと引退の決断が頭の中をよぎったという。「潮崎と戦って、アレッと思った。『(引退は)今なのかな』と。潮崎に何かを伝えることができた。これが運命、宿命なんだろうと思えた」と当時の心境を振り返る。とはいえ、引退までの日々をしんみりと過ごすつもりはない。

 9月1日のエディオンアリーナ大阪では、モハメドヨネと組んでGHCタッグ王者の丸藤正道・杉浦貴組に挑戦することが決まっており、最後まで全力で突っ走るつもりだ。ラストマッチのカードについても「まだまだ白紙ですね」と語った。「このままフェードアウトするわけじゃない。終わりの日は決めたけど、その日まで向上していく姿をファンに伝えていきたい」と力を込めた。

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