一家でつかんだ勝利 亀田和毅が歌う長男の先導で入場、父・史郎氏も続き親子3代でリングへ 試合後は家族が勢ぞろい

 「ボクシング・IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦」(24日、大和アリーナ)

 3位の亀田和毅(TMK)が2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)に2-1の判定勝ち。昨年10月に1-2の判定で敗れた相手にリベンジを果たした。

 試合開始前は、メキシカンハットをかぶりマイクを持ってかわいい声で歌いながら先導した長男の望有(のあ)くんの後ろを歩いて和毅が入場。後方にはトレーナーの父・史郎氏も続いた。

 試合中のラウンド間にはプロモーターの兄・興毅氏もリングサイドから声をかけた。試合後には4月に生まれたばかりの次男・有里(あり)くんもリングの上へ。メキシコ人のシルセ夫人、次兄の大毅氏、妹でプロボクサーの姫月もそろって、和毅の勝利を祝福した。

 前回、ドラミニに敗れた後、和毅は父と再タッグを組んだ。父との練習で「気持ちの面で変わったのと、スタイルも変わった」といい「今は見ているお客さんがよかったよと言われたらええかなと。(客は)判定にもえっ?てなったと思う。そういう使命なんかな」と家族でつかんだ勝利を振り返った。

 試合前に歌いながら先導した愛息については「歌手デビュー。4歳がこの超満員の中で歌えます?めちゃくちゃハートがある」と称賛。「『メディア・ナランハ』っていう曲。これ歌いたいって。今日は望有がヒーロー。オファーいっぱい来るで」と言って笑わせた。

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