ウガンダ人の日本王者が誕生 セムジュがウエルター級王座決定戦制す「ここでは止まらない。もっと上に」

 日本ウエルター級王座を獲得したセムジュ・デビッド
 日本ウエルター級王座のベルトを巻いてもらうセムジュ・デビッド
 日本ウエルター級王座を獲得したセムジュ・デビッド
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 「ボクシング・日本ウエルター級王座決定戦」(27日、後楽園ホール)

 日本ウエルター級王座決定戦が行われ、2021年東京五輪ウガンダ代表で4位のセムジュ・デビッド(31)=中日=が、1位の石脇麻生(25)=石田=に7回1分55秒、TKO勝ちして新王者となった。

 セムジュは序盤から手数の多さと精度の高さでペースを握り、5回にはパンチで石脇の左目上を切り裂いた。7回もテンポよくパンチを打ち込んで行き、レフェリーストップを呼び込んだ。

 東京五輪翌年の2022年に母国でプロデビューし、つてを頼って名古屋の中日ジム入り。五輪の際、日本に好印象を抱いたという。今年3月31日、名古屋での日本デビュー戦では、元WBOアジアパシフィックミドル級王者の能嶋宏弥(薬師寺)を判定3-0で破って日本ランキング入りしていた。

 「アフリカ魂で勝つ」という前日26日の言葉どおり、日本2戦目で早くも戴冠したセムジュは「神様に感謝します。とてもうれしい」と喜び、「ここでは止まらない。もっと上に行く」と、ジャパニーズ・ドリームを目指していた。

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